立ち止まり 往々にして 道を見つける/海月
何も書けない
限界地点に来たようだ
詩人の人生を道をするのならば
此処が一つの分岐点
右も左も前も道はない
誰もがこの場所を越えている
分岐点を限界地点とするのならば
君は詩を書かないほうがいい
君が歩いてきた軌跡を振り返えば帰るから
荷物はここに置いておくといい
君がいつでも戻ってくるように
ここから何も書かないで死ぬまで居るのもいいだろう
それ自体は君が決めることである
ある詩人は僕に行って消えた
この分岐点を越えない限り
僕は何も書けないだろう
知らぬ間にか分岐点は一本の長い道に変わっていた
それは自分自身が作り上げた限界の壁だった
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