中原中也記念館に行った日 〜前編〜/
服部 剛
が「帰郷」という一編の詩の中
に見える。
時にふと立ち止まり、「私は今まで何をして来たのだろう・・」
と一瞬虚しさを覚えることは、人それぞれの人生にあることだろう。
旅の鞄と黒い傘を地面に置いたまま、小雨に降られながら石碑の
前に佇んでいた僕は、再び鞄を背負い、傘を差し、雨の公園を後に
して中原中也記念館へと向かった。
* 文中の詩は 中原中也詩集(弥生書房)より引用しました。
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