いったいどれくらいの涙をながしたかな?/こめ
眠れない夜に
星はただ淡々とひかり続けている
僕は疲労の限界をこし
暗闇の中に僕の見ていた未来が
切ない音を立てながら崩壊していった
鏡を見るとコレが僕なのかと
絶望へ突き落とされる
涙はもうかれていて出てこない
いったいどれくらいの涙を流したのだろう
僕は何していきてきたのか分からなくなった
僕の涙の出る理由は見あたらなく
寂しく孤独死しそうだった
誰かに電話してここから
脱出しようとしたが
電話帳にはなにも書いて無く
僕はあらためて一人と知った
流れ星がキラキラと輝き
どこまでも飛んでいきいつか消えていった
孤独になれて僕は巡りゆく
世界の中僕は今日も
眠れないまま終わる
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