云ってはならないことを云ってしまおう/窪ワタル
 
な「詩」に触れ、自分も見てきたはずのもの、何気なく見過してきたものに立ち止まって言葉にしようと試み、それにある姿として成功したのではないかと思える作品に触れた時、俺は感動し、自分もそんな「新しい空」を見つけたいとおもって詩を書いてきたのだとおもう。

「詩」を読まない人は、果たしてそういう発見をしてきただろうか?少なくとも、ありきたりのキャッチコピーや、歌詞や、ポエムの中にそれを見てきたと云える人はどれだけいるだろう?
確かに、この日本で、ごく平凡に学校教育を受け、友達や、同年代の人達が夢中になるような音楽や、マンガや、ファッションに「新しい空」を見つけた人もいるだろう。そう云う人は、音楽家
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