雑念ロンリーナイト/半知半能
 
 
ランプを灯して路上駐車
ラヂオを聴こうか休憩中は
楽にしてチューンを合わせると
ライブ盤の熱情
ラッパーの凶状
ライオンの鳴き声の慕情
ららら、なんて口ずさみながら聴こうか

リンクした感性で僕ら繋がってる(はず)
リップには次に言う言葉が踊ってる(はず)
凛とした外気が窓から入り
リズムに合わせて通り過ぎる車のライトが揺れて光った

類推とかで出来上がった会話もさっきから
ループしちゃってるって気付いてはいるけど
ルビィみたいに輝くこの時間を終わらせてやらない
留守電だけで済ます予定作りなんてもう嫌だからさ

連絡ちょうだいねって君は
冷静なウッドベースの利いたジャズに乗せて言った
レスポンスなんて待たないんだろうなって
零時を告げるチャイムを聞いて思った
レースのブラ 今日もつけてるのかな

60年代の洋楽が流れてラジオが終わった
ロマンティックとかそういった単語が君と一緒に車を降りた
蝋燭が溶けるみたいにあっけなく
ロスタイムが終わった
ロンリーナイトだねだって今夜は独りだもの
 
 
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