破壊は一瞬構築は無限/こめ
 
寒い冬の空果てない心と

かじかんだ手をこすりあわせる僕がいた

カチカチと腕時計の秒針がうるさく

すれ違う人たちが

全員僕のこと見て笑っているようにみえて

悔しくて走って逃げた

影の中を貼っている小鳥みたいな

ぼくはなぜ生きているのここにいるの

ぼくはなぜ雨の中でビショビショになっている

ぼくはなぜ泣いているのか

神よ教えろ

破壊いは一瞬

構築は無限

人の努力は些細なことは

むなしい音を立てながら

崩れ去る

悲しみと共にね




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