僕と君と麦わら帽子と本   第五章/こめ
 
!ホントのの本当に!」

彼女は本当に子供のように無邪気に

喜んでいたように見えた

「じゃあ、僕もは仕事だから帰るね、あ、ちょっと待って」

そういうと紙とペンを出して

自分のメールアドレスを書いて

エリカに渡した

「これ、なんかあったらここに連絡して」

そう言い残して、足早にその場を立ち去った

なにしてんだか、ほとんど赤の他人に

アドレスを教えるなんて、

そう思ったがなにかとても

充実した気持ちになった

何故だろうな?


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