僕と君と麦わら帽子と本 第五章/こめ
公園に着いたがエリカはいなかった
大きなため息をついて腰を下ろした
ふと、自分は何故こんなにがっかりしているのかと
疑問に思った
エリカという名前を知っているだけであとは
背は僕と同じ175?位で
でも、僕の方がちょっと大きくて
体は細くて色白で長髪
それと麦わら帽子がとても似合うしか
よくよく考えたら分からなかった
エリカの方も僕のことは
本の虫で名前が沖島史彦ということしか
知っていないはずだそれに
もう二度と来ないかもしれないしね
そんなまた逢えるとか喜んできた
僕がバカだったなとまた深いため息をついて
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