絶望と希望の狭間で/炭本 樹宏
社会の中にある牢獄
自由を満喫しているようで
操られている
僕たちはいったいどこにむかうのか
季節は僕たちの味方になってくれない
遠い憧れの町がある
今の僕には遠すぎる
なれない生活
不器用なぼく
絶望という名の春にさく
桜の花びらのなかで
めざすゴールは遠いのか近いのか
努力はむくわれるのだろうか
あり地獄のような日々に
かすかな輝きを見つけようと
もがく毎日
縛り上げられた僕の思考
自由はどこにいけば手にはいるのか
桜色の希望
どこまでも続く涙まみれのみち
そこに突然現れる素敵な時間
忘れていく日々の背水の陣
助けてくれといえば
甘えるなと答えられる
希望の文字が言葉が
未来を照らす
明日になれば太陽が昇る
すべての穢れを拭い去る
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