僕と君と麦わら帽子と本 第二章/こめ
朝日に気が付き
のろのろと起きあがりカーテンをひらき
頭をかきながら洗面所に向かい
顔を洗い適当に歯を磨き
トーストを2枚焼きマーガリンを塗って
サクッと食べた
そして部屋の3分の1ほどの大きな本棚から
適当に目に付いた本を2.3冊持ち
あと、ぬるくなったコーヒーを水筒にいれて
賞味期限が今日の
昼飯代わりのあんパンを一つ持って
大きなあくびをしながら玄関を開けて
いつもの公園のいつもの木の下に
座り込みまたいつもどうりに
本を読み始めた
今日は平日なので子供もいなく
休憩中のサラリーマンや散歩中の老人
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