口ずさむのは鳥の鳴き声/
かぜきり
天文の漂う踊り場にて
夜風に占う明日の天機
孤島を踏んだ小鳥のように
無恥の鏡を握り携え
彼方の涼へと方位を定め
遷ろい霊えと無慈悲に祈る
翳にあっても拭えぬ灯りが
此処で煌き貴方を鎖す
何れ育み千切れる意図を
恣意と識らずに瞬きたまえ
請いを捧げず輝きたまえ
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