ないものねだり/
ことは
ないものねだりばかりしているんだ
今までずっと、僕は。
そこにあるものに、どうして満足できないんだろう
僕の手の中にあるものだって
当たり前に存在するわけじゃないのに
君を見ていて思うんだ
僕の浅はかさを
君を見ていて思うんだ
僕の愚かさを
君のようになりたいと
願うことさえばかげていて
僕は僕でしかないとわかっているのに
また、ないものねだり
大切なものが目に映らない
哀しい現実
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