A/
海月
始まりは何時もそうなんだ
この名の僕が先頭に立つ
僕の悩み事は何でも最初
一番にやらなくてはならない
爪先立ちすれば後ろの眼差しが痛い
時には後ろに下がりたい
そして
こっそり泣きたい
一番前はもう疲れたんだ
後ろになりたい
いつかの歴史は並び方がない
こうして
生まれる前に
走り出す
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