シーラカンス/mina
 


ゆめのなかには、でてこないでください
この脳は、たのんでもききわけもなく、けれどもつくりだしてしまう
みてしまうかなしさは
恋ではないのと いいきかせたら つぎのひからだはからっぽになっていた


カラカラに渇いているときほど なきたいものなのだと
かわらず、しょうめいにゆれるジョンレノンのような髪型のあのこを
いっそ、だきしめてみたら、と
ひとり
おなかがふくらんだおばさんなわたしが おもってしまうおそろしさは
どす黒く さむけがして こわいことに
かんじょうとからだがはなれている行為ができることで
うそをかさねた肉体を つかうことがまちがいであるように
おもえて

わたしは 化石のまま
いつまでも生き続けるしかできないでいます
 












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