蓮野 唯様のベアへ/海月
 
春の息吹はすぐ傍に来ているの言うのに
貴方はその場を立ち去ってしまった

空に散りえる星々の数
宙(そら)を流れ一瞬の輝きを発し
私たちの目の前から消えた

流れ星をいつから綺麗と呼ぶのだろう
星にとっては哀しい一時だろうに
だからこの世は不浄は残り
清らかなものが侵食されていく

逝った貴方は清らかな方
私は不浄の中でそれを知ったのだろうか

貴方に捧げる言葉に貴方の言葉は繋がらない
貴方の名を呼んでも貴方は来ない

貴方に会えて本当に良かった
貴方の傍で友で居られて

最後に貴方に捧げるのは
さよならとありがとうの二言だけ

天国では貴方にこの世の話を聞かせよう
手土産として貴方に持っていこう

今はさようなら

又逢う日まで
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