僕が見た不思議な不思議な夢の中で/こめ
「これは僕の見た夢です」
気付いたらどこかの
廃墟になった工場の中にいた
周りを見たけど
この工場から出られる
出口はなくて
穴の開いた
天井から太陽の光が
キラキラと落ちていくだけだった
ぼくは出口を捜すために
工場の奥の奥まで
突き進んでいった
そして立入禁止という
赤い扉があった
そしてそこを開けてみると
そこにはどこかの
綺麗な海が拡がっていた
沖縄の海のように
美しく透き通っていて
そして周りには何もなく
手首ほどに海がつかっていて
どこまでも歩いていけるほど
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