涙の訳/海月
小さな僕らの手が創りあげる物
それは時に優しさだったり
それは時に狂気だったりする
世界の平和を願い続ける
その一方では相変わらずの戦
昨日の人も死への道を歩む
手を伸ばせば君を止められる
僕が掴んだものは白い骨
力を少し入れたら砕けて
粉となり宙を舞い散った
迷子の子供の手を繋いで
親を探せば
君の温もりに触れ
君は優しさに触れ
君の心配はなくなるはず
あたたかすぎると涙が零れ
つめたすぎると涙が溢れ
君が親に連れていかれる姿を見て
僕が流した涙の理由は分からずじまい
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