コンティニュウド/maumi
 
缶を投げて地面に当たる時と同じ 
空っぽの音がアタマに響く 
うやむやにして隠れてきたこの街で 
自分の存在なんかあるわけもないのに歩き続けた 
知っているトコロ求めて 
辞めた仕事場に顔出したら潰れていた
いつものコンビニ行って 
入ってすぐのMagazine手に取り
立ち読みしながら時間つぶすだけ 
会いにきてと心で呟いてみるけど 
会いたい人が思い浮かばない 
会いたい人を作っていないことを 
完全読破の雑誌に教えられた 
歩いてもただ時が過ぎるばかりで 
何もしていないのにお金だけは消えていく 
歩いてもただ人が過ぎるばかりで 
何がしたいのだろ
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