むなしさだけ/
こめ
雪が降る道で
ぼくは初めて孤独を知った
いつもならぼくのすぐ横に
肩を並べていた君は
いまはぼくじゃない
男と肩を並べて歩いているのかな
しょうがないね
ぼくには君を支える力は
なかったってことだよね
君を恨んではいないよ
ぼくは今も君のことを思っている
けどこの気持ちはもう
君に届かないんだよね
この気持ちはいったいどこに
むければいいのかな
むなしさだけが
心を締め付けた
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