受験戦争/こめ
なんかもうどうでも良くなった
１５歳のぼくは今受験戦争のまっただなか
ほんとに灰色の空が拡がっていた
推薦は僕だけ落とされ
私立も片方落とされ
そして今ぼくはインフルエンザ
なんか落ちる所まで落とされた
上を見上げても暗闇で包まれて
もう希望の光もみえやしない
もうしょうがないな
まだチャンスは一回だけある
ぼくは今こんな所で体育座りして
下を向いてる場合じゃない
少しずつだけど
希望の光をつかみ取るために
この暗闇の絶壁の壁を
登らないとね
こんなぼくは似合わない
まだ戦争は始まったばかり
[ｸﾞﾙｰﾌﾟ]
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