一人遊び/
こめ
アイスバーンの道を
一人むなしく歩いていた
いつもの風景いつもの時間
いつもの場所なのに何故か
ちがう世界に見えた
ガラスの瓶を拾って
思いっきり地面にたたきつけた
脳に響く音を出しながら
ゆっくりと破片が宙にまっていて
ゆっくりとむなしい音を奏でながら
地面に落ちてはじけていった
ぼくの心はガラスよりもろい
砕けたガラスを拾って
握りしめ
血がぽたぽたと落ちてきた
血で絵を描いて
一人遊びでもしようかな
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