mery 4 seasons/
無知アコ
春の呼吸は夏を活かし、秋に捨てられ冬は泣いた
ねえ、子供のように笑ってよ
君が居ればそれで済む話さ
眠る間際に、なんてくだらない雨を見たのか
窓が濡れながら、その枠には収まりきれないほどアタシはくだんなかった
それに気づいたのも遮断機が上がってコンクリートが焼ける匂いを出す頃
ピースマークに口づけ
白い指は微かに弧を描く
長い睫毛はいつまでも濡れて痛いと云った
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