空と海の狭間に/436
 
鼻歌を歌う君が夢で僕の隣を歩いてた

浜の砂は熱く僕の足の裏を焦がしていた

星の砂が刺す手の平を僕に見せ笑う君だ

同じ浜で歩く僕の隣は僕の影がいるだけ

君に会う前は浜の砂も海の魚も何も語りはしなかった

今は僕は独り島と話し鳥と踊り魚と泳ぐ

僕は遂に自由だ


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