虹日/436
 
極彩色の夢をみた
その翌日

小糠雨の降った夕方に
虹が二本

横断歩道に直立する僕の前に居る
君に問うた

「あの虹は、君のかい?」

金輪際会うことはない君だからこそ
いま会いたい


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