批ギ いと/桐原/銀狼/今猿/黒川排除 (oldsoup)
 
。読点には呼吸を感じるが句点には呼吸を感じない。た、し、か、に、読点は生きていて、た。し。か。に。句点は死んでいる。読点の方はうっとうしい生々しさがあるが、句点の方はああしてみるとまるでロボットかなにかのようだ。読点を意欲的に使う詩人は詩を呼吸させたいのかもしれない。あるいは詩の生にみずからの生を重ねているのかもネ。

 以上をふまえれば銀狼の詩、銀狼の『時間に線を引く』も生きていると判断できるわけだ。さて内容がかぶってくるわけだが、彼の詩の生、人間性、というものは多少愉快犯的なものだ。つまり彼の読点のイジメ方とでもいうのかな。空白読点空白のような感じのような書き方で読点をことさらに喘がせてい
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