サイクル/こめ
訪れた場所は
かずえきれない
弱いぼくは
暗闇の中で
背伸びして
自分の存在を証明を
認めてもらおうとしていた
ぼくのフロッピーディスクには
なにもなくただ
白い画面が見えるだけ
ぼくの乾電池はもう
ほとんどなくなって
もうぼくを照らしてくれなくなって
絶望を見て
また絶望になっていった
それの繰り返しサイクル
ふとなんだか書きたくなって
ペンとシンクの紙を準備して
心の叫びを書いた
ずっとそうずっと
今もこうして書き続けていた
宛もなく
ただ黙々と自分を傷つけていた
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