叫びと囁き/
スプートニク
夏に間違いを起こす私は
古き言い伝えのごとく
冷たい季節を信じる
鼻先が冷たくて眠れない
あの夜が
間違いであるはずはなく
痺れ なかされた時間は
何度でも甦る
絡まってしまった
自分で投げかけた縄に
たやすく
絡み取られてしまった
赤と白の映画の中で
自分の心に絡まって藻掻く女に
私は似ている
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