瞳/ことは
 
困ったようなその笑みで
私を見るのはもう止めにしてほしい

その微笑を私はもう
まっすぐに見ることは出来ないんだ

逸らした瞳には
少しの罪悪感とたくさんの圧迫感

君の純粋でないようで純粋な瞳

真っ黒な瞳に映るのは
一体どういう姿なの

くるしくてくるしくて
居心地が悪くって

逃げ出してしまう

そこから動けないのは、果たして
君なのか?
それとも、私なのか?

いつまでも過去に囚われているのは君だよ
私は今に囚われて

目を逸らすことしかもう出来ないんだ
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