ブラックボイス/こめ
 
暗闇の中に

わずかに流れる

悪魔の歌声を耳にしたよ

心細くて

コンクリートの壁に叫んだ

外の光の誰の叫びか

ブラックボイスが脳髄の

芯を揺らす

僕にはそれがレクイエムに

聞こえたよ

氷点下のこの暗闇に

光が差してくる日は

くるのだろうか

いいやこない

光の世界から

ぼくはどんなふうに見えるのから

ぼくはブラックボイスを唄合ったよ

自分のレクイエムなのに

人ごとのように唄を唄あったよ

悪魔たちが僕の

歌声を聞いて

天使に見える

といってくれた

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