日々を/竹節一二三
 
またあした あしたねと
こどもがわらい別れる

砂利をふむ音
みずたまりに跳ねる土
ゆきはふらないけれど
明日は誰にも等しく訪れる

どんなに暗い夜も
窓から東を見ていれば
真っ赤に燃える石のような
太陽がのぼる
一日のはかなさに涙しても
気がつけば日はのぼり暮れてゆく

またあした あしたのわたしを
日々 大切に
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