うるさい/
こめ
過去と未来が重なり合って
現実がうっすらと見えてきて
目を凝らして見てみると
見えてきたのは自分だった
この世に正義なんてみじんも
ないってことはわかっている
自分にも正義はないってことは
知っているから言わないでくれ
うるさい機械音がぼくの脳を
心から揺らし耳を押さえても
機械音は聞こえなった
けど次に聞こえたのは
自分の弱い心鳴き声と
悪魔の叫びだった
やめろもう鼓膜破れそうだ
心の粉々に砕ける
戻る
編
削
Point
(0)