うるさい/こめ
 
過去と未来が重なり合って  

現実がうっすらと見えてきて

目を凝らして見てみると

見えてきたのは自分だった

この世に正義なんてみじんも

ないってことはわかっている

自分にも正義はないってことは

知っているから言わないでくれ

うるさい機械音がぼくの脳を

心から揺らし耳を押さえても

機械音は聞こえなった

けど次に聞こえたのは

自分の弱い心鳴き声と

悪魔の叫びだった

やめろもう鼓膜破れそうだ

心の粉々に砕ける

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