愛の症状別言語療法/藤原 実
る。アンチセンスの研究は、1990
年からめざましく発展し、米国を中心に共同研究、研究助成、特許出願が多数行なわれている。
90年8月にはアンチセンスの臨床応用が米現代詩言語局(CVA)に申請された。この方法
がさらに進展すれば、二十一世紀の詩の概念が一変してしまうかもしれない。
臨床実験
1 意味が合成される前に阻止し、増殖を防ぎ、詩の純粋を得る。意味をスパークさせること
によって、脳組織の代謝を促進し、脳血管拡張作用も同時にもつ。コトバがスパークする
から詩だそうでないのは詩でない。
2 <うさぎ>という単語が意味のない状態から意味のある状態へと移る前に
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