止まる/こめ
 
時がとまればいいな

って思うけど止まるわけでもなくて

雲がゆっくり動いて

ぼくの血液もゆっくりと

流れていった

コーヒーを飲みながら

塀で囲まれた町を歩いていた

どういうふうにそとからみえるのかな

のばした手で塀を越えようとしていた

雨でそらが見えなくなった

なにかがこの町がちがうと

おもい考えた

でも結局何がちがうのかわからなくなった

雨がはれて青空が

顔をだしはじめていた

ぼくは今日もかわらな日々を過ごしていた


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