止まる/
こめ
時がとまればいいな
って思うけど止まるわけでもなくて
雲がゆっくり動いて
ぼくの血液もゆっくりと
流れていった
コーヒーを飲みながら
塀で囲まれた町を歩いていた
どういうふうにそとからみえるのかな
のばした手で塀を越えようとしていた
雨でそらが見えなくなった
なにかがこの町がちがうと
おもい考えた
でも結局何がちがうのかわからなくなった
雨がはれて青空が
顔をだしはじめていた
ぼくは今日もかわらな日々を過ごしていた
戻る
編
削
Point
(0)