わたしたちの朝/まどろむ海月
めぐりめぐる星雲に
招かれたまどろみは
開かれ 闇の中
光りが生まれ
現し夜は閉じられる
希望と魔法が
開花する
かくて
三つに割られた一日の
ひとつの内に自由は宿り
哀しい渇望は潤される
魂は願いのかたちとなり
舞い降りる遠い憧れ
不可能は可能となり
罪はもはや罪でさえなく
結ばれえない二人は結ばれる
信じられないものを信じた
全く新しい朝の中で
眠ったのではなく
わたしたちが目覚めるのは
その奇跡のような
新しい いちにちの
あらたな夜明け
[グループ]
戻る 編 削 Point(2)