わたしたちの朝/まどろむ海月
 

めぐりめぐる星雲に
招かれたまどろみは
開かれ 闇の中
光りが生まれ
現し夜は閉じられる

 希望と魔法が
 開花する

かくて
三つに割られた一日の
ひとつの内に自由は宿り
哀しい渇望は潤される

魂は願いのかたちとなり
舞い降りる遠い憧れ
不可能は可能となり
罪はもはや罪でさえなく
結ばれえない二人は結ばれる
信じられないものを信じた
全く新しい朝の中で


 眠ったのではなく
 わたしたちが目覚めるのは
 その奇跡のような
 新しい いちにちの
 あらたな夜明け








         
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