四季 1章/こめ
桜並木の下で
花吹雪が舞
気持ちがいい春の風が
ぼくの傷ついた心を癒してくれた
やっとあの冬が終わってくれた
あの悲しい過去は過ぎていく
今はただこのままでいい
このままゆっくり時が動けばいい
僕にも新しい人ができた
もう過去のことで傷つくことはないんだ
そう思いゆっくり腰を下ろし
寝ころぎソラを見た
そしてゆっくりとまぶたを閉じて
昼寝をしようとしたが
急に影が出てきた
驚いて跳び上がると
そこにはあたらしい人が
お腹を抱えて笑っていた
ぼくはあきれた顔をしてキミを見た
そしてゆっくり立ち上がり
キミの手を取り走り出した
キミは慌てて転けそうになったが
僕が支えてやった
そしてまたキミと一緒に走り出した
どこまでも一緒に四季をかけていこう
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