道/こめ
希望をさがすぼくらは
アスファルトの道を
歩いていた
ただ何にも雑草も花も石も風も
本当に何もない道に
希望というモノはあるのだろうか
だがぼくらはこのまま引き返すわけでもなく
かといってこの希望をさがすのを
やめるということもできず
なんにもあてがないまま
ぼくらはただひたすら
そのさきに希望があると信じ
ぼくらは歩いていた
だがいっこうに希望というモノは
見あたらずそして
どんどんこの希望さがしをリタイアしていく
モノたちが増えていった
だがぼくはあきらめない
あきらめちゃいけないと
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