あさとよるのあいだで/八月のさかな
 
おおきな雲とか
もっとおおきな空とか
数え切れない窓の灯りとか
やみそうにない車の流れとか
虫の鳴き声とか
がしゃがしゃいう工場を育ててる人たちとか
そんな夜の中で、うたを歌ってるあたしとか

からっぽの胸を抱いて ことばに出来ない涙たくわえて
じぶんも 他人も 朝も 夜も 嘘も ほんとうも 好きも 嫌いも 何もかも
がまんできなくて

それでもしあわせについて考える

これは
弱さなのかな
それとも 
強さなのかなあ

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