詩的インプラント 〜 馬野幹氏に捧げる鼻歌 あるいは馬野幹宇宙人説 〜/大覚アキラ
 
遣い、そしてあの独特の声質とイントネーション、それら全てが今でもすごく生々しく脳裏に焼きついている。どうやら、あのときに、馬野氏はぼくに呪いをかけたようだ。なぜならばあれ以来、馬野氏の詩は読んだだけで、すべてぼくの頭の中で馬野氏の◎として変換・再生されるのだから。あの声で、あのリズムとイントネーションで。

これはやっぱり不幸なことなんでしょうか、センセイ?
ぼくの◎童貞は馬野氏の乱暴なやり方でムリヤリ奪われたうえ、何かを植えつけられてしまったのでしょうか。




(インプラント=歯医者のアレじゃないよ。UFOにアブダクションされた人が、体内に何かを埋め込まれるっていうアレね。)
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