アルドレイドとオルドラン/
ミゼット
”ホウ”と呼ばれ
クローバーのしげみ、
緑が刺さって降った。
波が寄すごと夜が訪れ
オモネリ
またたきを繰り返す
白と黒の鍵盤を雫が離した
空は破れ
梯子ばかり
海へと下がる
びんが割れ
今は白く波が広がる
オルドランは胸に花を彫り、
月光を浴びて地に横たわる
呼吸のように規則的に
日は昇り暮れ
天は南に流れる
アルドレイドの足より赤く、道がのびる
球体の静けさが
そこへめぐる
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