★6 ユキノナカデ/貴水 水海
 
雪の中を僕は歩く

僕の足跡が

ずっと続く

そこに

また雪がふって

僕の足跡は消える

君と僕との

歩いてきた道は

愛だったのか

僕は愛だったと思う

あの頃は

気付かなかった

気付かないふりをしていた

君と僕の歩いた道も

雪が降って

消えてしまうんだよ

僕は雪の中を歩く

また雪が降って

足跡が消えても

歩き続ける



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