【批評ギルド】 『愛の22』 瓜田タカヤ/Monk
 
まりは一方の写像を一方の実態に
重ね合わせることによる並行存在的なアプローチが見られ、ちりば
められたアイテム関しては懐かしくもありTシャツに描かれるポッ
プさも兼ね備えている、いわゆるモノシリック(一枚岩)では味わえ
ないマイクロカーネルの楽しさを改めて認識する作品だった。とい
う文章を続けていくべきだろうが「愛の22」はわたくしの小宇宙
(コスモ)を揺り動かすので拳を交え、あえて戦ってみたい、それが
男というものだという気持ちである。たとえそれが批評としてふさ
わしくなく、原稿料をカットされるとしても、だ。(そもそもギル
ドの給金はミスドカードで支払われるのでファンシーお弁当
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