大声を上げたんだぜ、/
バンブーブンバ
詩学みたいな
力動で 跳躍してしまい
大声は
違う 違うだろ
大声を上げたんだぜ、
残された 肉体は
小指の先まで
震わせることでしか 肉体を
感ぜられず と
震え切って しまっていて
青色や 鳶色の瞳に
囲まれることに
白けてしまい そんな
クソッタレだから
大声を 探しに
出かけることしか
できなかった
坂の下
街灯のもっと
先に 広がる
海を
眺める
クソッタレな夜
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