批評ギルドの大覚アキラのサンドウィッチ/黒川排除 (oldsoup)
とき、おれがドメストで洗い流してやりたいと思っていたあの最後のもの、正体不明のものをまじまじと見つめ、向き合い、彼は既存のものにガソリンを撒く。そして焼く。部屋ごと焼く。パンも焼けるか? よろしい、パンも焼こう。彼はいずれそうするはずである。サンドウィッチとははさむものをがないと形を成さない。具が折り重なっていてもそれは具でしかない。パンを焼かない彼の世界もまた一片の具に過ぎない。少年よ大志を抱け。大覚アキラはパンを焼け。
#焼いてなくてもサンドウィッチなんですってねえ奥さん
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