シングルベッド/
本城希望
狭いシングルベッドに三人で横になり
そっぽを向いている僕に遠慮もしないで
あいつは昔の女を抱いた
静かに軋むベッドの中
僕は一睡もできずに
横で行われている戯れの妄想に襲われていた
不定期にこぼれる女の息が
より一層 僕に虚しさの拍車をかけた
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