裏/FUBAR
こちら側
正義とされる
味方と呼ばれる
存在
あちら側
悪とされる
敵と呼ばれる
存在
新しさに
驚きと満足感を
発展と充足感を
興奮と正義感を
覚える
そのうち
その
裏へ 裏へ
頭が
動き出す
ある者は
己が理想のため
ある者は
己が理由のため
ある者は
己が私利私欲のため
ある者は
己が義務のため
だからこそ
互いが
負けられず
互いが
実体が掴めぬ勝利の渇望を
一つの枠組み と 一つの枠組み
その中の
存在 と 存在
思われていたものが
ずれ始め
もう一つの枠組み が
顔を出し
存在たちを
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