永遠なれ、我が同胞!/日雇いくん◆hiyatQ6h0c
 
 その日も朝5時半に起床し、身支度を整えると6時の集合に備えた。
「……フフ、今日も楽しみだ」
 軽くほくそ笑みつつ、ひとりごちる。
 やがて時間を知らせるサイレンが鳴ると、官舎のグラウンドに悠然と歩き出した。全員が集まる中、わざと少し遅れ気味に到着するのは何ほどかの快感になっていた。部下の怒号が響き渡るのを聞き流しながら、落ち着き払って定位置につきつつ、前列を睨みつけゆっくりと口を開く。
 その後に、至福の時がやってくるのを待ちわびながら。
「番号……」
 号令を、やや上向きに首を上げつつ、腹筋の限りをつくして張り上げる。
 もうすぐだ、もうすぐ……、とはやる気持ちを、起床時から抑
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