子どもの頃/徒歩5分
 
あの頃は、
ウルトラマンは本当に怪獣と戦ってるって思ってた
いつかは野球選手になれるって信じてたし
時計の針が動くのを息を潜め待ってたこともあったし
午後5時まで遊べれば充分だったのに
いつからだろう
お風呂に入んない日があったり
悲しくもないのに涙を流したり
1人で居ることに慣れてしまったり
変化することに怯えるようになったのは
それは
両親のマジ喧嘩を見た頃からだろうか?
夜が怖くなくなった頃?
地面よりも天井が近くなった頃から?
信号無視を平気でするようになった頃かなぁ?

それでも僕は年をとるんだ
留まることなく
それでも僕は進むんだ
休むことなく
それでもいつかは死んでしまうんだ
せめて 恥じることなく・・・
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