LoveSong/ことは
一昔前の愛の歌を聴きながら
歌詞を追っていた
たとえこれが、私のために歌われたものでないにしたって
それでも、感情移入してしまって
いつしか、涙が零れ落ちてしまった
『 さよなら 』
という言葉を
口にさえしなければ
ずっと私たちは繋がっていられると信じていたときがあった
そんなことないの
見上げた空は今日も貫けるように蒼くても
それを見て
綺麗だね
と笑いかけた先に
今は君がいないのを私は知っている
最後の時
一体私はいつもの私で笑っていられただろうか?
過ぎていく時間だけが
二人の間に在った
それはもうどうしようもない
君にも私にも
それは受け入れなくてはいけないものだった
それでも、最後まで
私は君が思ういつもの私で
いられたのだろうか?
今もう一度
愛の歌を繰り返してる
切なさだけが募って
世界がゆがんで見えた
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