詩は現代版のお経/炭本 樹宏
言葉の羅列で詩はなりたっている。一つ一つの言葉が風景を産み出し様様な思いを皆がつづる。詩を書いてきて一つ思いついたことがあった。昔の人達はお経をよんで、心をしずめたり生き方を選択してきた。
短歌や川柳は心の機微をうつくしく彩るものかもしれないが自由詩は現代における自分で作り上げる個人的なお経だと思うようになってきた。
僕も評価はされないが書いた詩を読んで自分のアイデンティティを持つことの出来る詩をかくことがある。自分個人のお経をかいているのだ。
読み返すたびに自分を取り戻せる。
人の評価は二の次で自分の生きる道を発見できる詩というもの。流されやすい時代のなかで思いを吐き出し
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