今、生きる/いとやん
 
"今"は すぐ過去へ
新しい"今"が訪れ、また去る
時の不思議に酔いしれる
この間にも 数多の"今"が生まれ、去る

時間と共にぼくらは歩む、年を取る

生きるということが時間軸を歩いていくことだとしたら
時間に置いていかれるということは
過去の人となる、つまり死ということなのか
でも時間に追いつけなかっただけだから "過去"をまだ歩いているんだろうか
死んだ人も まだ次元の違う世界で生きていたりして・・・

時間が人の生死を決めているなんて
悲しい気がするけれど 
それがこの地球を成り立たす原理なのかな
つまり 
訪れ去りゆく"今"を手にし続けることが 
生きるということなのだろう

その"今"に形容詞をつけることが 人生
たとえ 
悲しい今、苦しい今だとしても
その"今"はいつか去る

一度として同じ今はない
今を 生きよう








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